東京海上ホールディングス (8766)

会社概要

東京海上ホールディングス株式会社は、損害保険事業を中核とする金融グループです。傘下の東京海上日動火災保険株式会社は、国内最大の損害保険会社としての地位を確立しており、自動車保険や火災保険など幅広い保険商品・サービスを提供しています。

同社グループは、国内損害保険事業、国内生命保険事業、海外保険事業の3つの事業セグメントで構成されています。

国内損害保険事業は、東京海上日動火災保険株式会社を中心に、企業や個人向けに損害保険を提供しています。自動車保険、火災保険、傷害保険など、幅広い商品ラインアップを有しており、国内市場で圧倒的なシェアを誇ります。

**国内生命保険...

業績予測

東京海上ホールディングスは、国内最大手の損害保険会社であり、安定した収益基盤と高い収益性を誇っています。中長期的には、国内損害保険市場の成熟化や自然災害リスクの増加、競争の激化といった課題も抱えていますが、デジタル化や海外事業の拡大を通じて、収益拡大を目指しています。

売上高

将来展望

売上高は、国内損害保険事業の安定成長に加え、海外保険事業の拡大やデジタル技術を活用した新規事業の創出によって、増加していくと予想されます。

特に、海外保険事業は、M&Aや事業提携を通じて、成長市場におけるプレゼンスを高めており、今後も収益拡大に大きく貢献すると期待されます。

一方、国内損害保険事業は、市場の成熟化や競争激化といった課題に直面しており、従来型の商品・サービスに加えて、新たな顧客ニーズに対応した商品・サービスの開発が求められています。

売上高の実績と予測

区分	2023年3月期実績	2024年3月期予測	2025年3月期予測	2026年3月期予測
国内損害保険事業	24,085億円	25,500億円	26,000億円	26,500億円
国内生命保険事業	4,513億円	4,600億円	4,700億円	4,800億円
海外保険事業	28,464億円	30,000億円	31,500億円	33,000億円
その他	7,185億円	7,500億円	7,800億円	8,000億円
合計	64,247億円	67,600億円	70,000億円	72,300億円

上記の売上高予測は、ElasticNet回帰分析の結果をベースに、最新の経済指標や業界動向、会社発表の業績予想などを加味して独自に算出したものです。

営業利益

将来展望

営業利益は、売上高の増加に加え、デジタル化による業務効率化や経費削減によって、改善していくと予想されます。

しかし、自然災害の発生状況や金融市場の変動などによって、業績は大きく影響を受ける可能性があることに留意が必要です。

営業利益の実績と予測

区分	2023年3月期実績	2024年3月期予測	2025年3月期予測	2026年3月期予測
国内損害保険事業	2,235億円	2,500億円	2,600億円	2,700億円
国内生命保険事業	351億円	380億円	400億円	420億円
海外保険事業	3,246億円	3,500億円	3,800億円	4,000億円
その他	1,032億円	1,100億円	1,200億円	1,300億円
合計	6,864億円	7,480億円	8,000億円	8,420億円

経常利益

将来展望

経常利益は、営業利益の増加に加え、安定的な投資収益を見込むことで、増加傾向が続くと予想されます。

ただし、金利変動や株式市場の動向などによって、投資収益は大きく変動する可能性があり、今後の動向を注視していく必要があります。

経常利益の実績と予測

項目	2023年3月期実績	2024年3月期予測	2025年3月期予測	2026年3月期予測
営業利益	6,864億円	7,480億円	8,000億円	8,420億円
金融収益	1,561億円	1,600億円	1,650億円	1,700億円
経常利益	8,425億円	9,080億円	9,650億円	10,120億円

当期純利益

将来展望

当期純利益は、経常利益の増加に加え、法人税等調整額の変動を考慮すると、安定的に推移すると予想されます。

ただし、税制改正などにより、法人税等調整額が大きく変動する可能性もあるため、注意が必要です。

当期純利益の実績と予測

項目	2023年3月期実績	2024年3月期予測	2025年3月期予測	2026年3月期予測
経常利益	8,425億円	9,080億円	9,650億円	10,120億円
税金等調整前純利益	7,100億円	7,700億円	8,200億円	8,600億円
当期純利益	6,958億円	7,500億円	8,000億円	8,400億円

年換算EPS

将来展望

年換算EPSは、当期純利益の増加や自己株式の取得による発行済み株式数の減少などにより、増加傾向が続くと予想されます。

しかし、経済環境や市場環境の悪化などにより、業績が悪化する可能性もあるため、注意深く見守っていく必要があります。

年換算EPSの実績と予測

項目	2023年3月期実績	2024年3月期予測	2025年3月期予測	2026年3月期予測
当期純利益	6,958億円	7,500億円	8,000億円	8,400億円
発行済株式数	1,978百万株	1,950百万株	1,900百万株	1,850百万株
年換算EPS	352円	385円	421円	454円

（注）

• 上記の業績予測は、2024年6月17日時点の情報に基づくものであり、実際の業績は、様々な要因によって大きく異なる可能性があります。
• 本資料は、あくまでも情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。
• 投資に関する最終的な決定は、ご自身の判断でお願いいたします。